禁酒70日
6時起き
どうも寒くて起きることが出来ない。まあ6時には起きてラン友だちと運動をしたのだが。ハーフも近いということで、合宿を行うことにした。
そしたらなんと。。。道中で、友人の自転車のゴムバンドにぶつかってしまい、切ってしまった。私の不注意である。わざとではもちろんないが、それでもやはり意識すれば防ぐことが出来たこと。油断。慢心。こういうところに、井戸はぱっくりと口を開けてまっているのだ。
もちろんいっぱい謝った。幸い友人に怪我とかはなかった。でも軽く全身を売ってしまった。だから一応ということで、すぐに病院や対処法を調べ、念のため受診した。
一件目の病院には断られてしまったが、なんとか2駅向こうの病院が受診をしてくれた。まあおそらく問題なし。薬を服用してもらうことにはなったがまあ仕方あるまい。それで済んでよかったと思うしかない。できることはもうやったのだ。やけに空が青かった。もしこのような事故がなかったら、きっと本当に心から気持ちの良い土曜日だっただろうに。。。とどうしても思わざるを得なかった。でもこれも仕方ない。起こってしまったことは起こってしまったこと。覆水盆に返らずだ。
これを教訓して、なんとか次から気を付けること。其れにおいて他はない。
そして金銭面でもけっこうかかった。もちろんこれはその金額の価値はあったのでそれはよい。でも金額は金額だ。去年はメガネを不注意で壊してしまったが、今年もやはりこういうことはあった。生きるということは、なかなか恐ろしいことだ。
まあなんにせよ12時半には全部終わって帰宅した。友人も許してくれたので、あとは穏やかに過ごすことが出来た。よい土曜の午後だった。
夕暮れ時、友人を駅まで見送った。帰り道になんだか寂しくなり、無性に酒が飲みたくなった。この現実と、本日の反省と、かつての家族を思い出し、自己嫌悪になった。
微アルくらい飲もうかと思った。それくらい良いではないか。微アルくらい酒でもあるまいに。。。と脳内にめぐってくる。
でもなんにせよ飲まなかった。酒を飲まないというよりは、ビールを飲んで体を冷やしたくなかったからだ。きっとあの夕暮れにビールを飲んだら、芯まで冷え切ってしまうだろう。それは避けたかった。それに、自分に必要なのは、温かい飲み物と風呂、そして適切な食事だともわかっていた。
だからなんとか踏みとどまった。とりあえずお気に入りの豆腐屋に行き、甘いモチとビスケットを買って食べた。空腹もいつも禁酒の敵となる。だからとりあえず空腹を抑えた。
そして商店街のあかりもなんだか私を癒してくれた。もう居酒屋に入るつもりはなかったが、人込みの中を歩いているだけでなんだか寂しさを紛らわすことが出来た。歩くという運動も役立ったのだろう。帰りに花屋を見て帰った。
帰宅。すぐにホットミルクを飲み、温かい風呂にじっくりと浸かった。入浴後は無心で掃除もした。こうしたらなんとか気持ちは落ち着くことが出来た。よかったぜ。
そして株価は暴落。けっこうトレンドでも上がるくらいになってきた。仮想通貨もひどい。かつての利益なんてもはやないに等しい。でも仮想通貨はきっとそのようなものなのだろう。失わないだけ良かったと思う方がよろしい。
不注意からの事故、病院、検査代。申し訳なさ、自己嫌悪。寂しさ、寒さ、暗さ。株価暴落。物価は上がる。税金も上がる。そして九州では地震。トンガでは火山噴火。本当に、本当に一寸先は闇である。
それでもなんとか生きていくしかないのだ。生きていたところで、大きな意味があるとも思えないし、かつての後悔だけが募ってくるだけれども。こうしてこの世界の片隅で、自分なりにひっそりと。自然災害や株価は私にはもちろん何もできない。不注意による事故はなくしたいが、それでもやはりこれもたまには自然災害のように突然にやってきてしまう。きっとこれも人生の1部なのだ。
だからせめてできることは。自分のコントールできる範囲で、自分を律すること。この世界に少しだけ貢献すること。具体的に、睡眠・運動・食事。禁酒禁煙ニコニコ散歩にごみ拾い。スマホからは離れ本を読むこと。音楽を聴くこと。ささやかなつながりを大切にすること。今日の借金は残さないこと。今日1日の皿を洗うことだけに集中すること。
それ以外の方法で、この世界を生きていく術はない。
なんとか今日は飲まなかったぜ。