禁酒ニーチェの深夜特急ブログ

禁酒をしつつ、深夜特急とロックに影響されすぎ、とことんなりきって書いてみます!

禁酒記録㉑ 31日目 一か月!!!!!

hey ho 今日は手紙を書こう。まさに一か月前、酒をやめなかった自分に。相変わらず、飲み続けることを選択した自分に。

 

酒を飲まずに、私にとっても一か月がたったのだ。

(私が酒を飲もうが飲むまいが、宝くじで3億当てようが競馬で破産しようが、世間は回るのだ。地球は回るのだ。なんか不思議な気さえするが。)

 

 

 

 

 

hey yo 元気でしょうか?

一か月前、私たちは大きな分水嶺にいました。長年の友だちだった酒を、やめるか続けるかの分水嶺です。そちらは今まで通り飲み続ける道を選び、私はやめる道を選びました。わたしはそちらの道がだいたい想像がつきますが、そちらは私の現在が想像できないと思います。こっちの状況も交えながら、書いてみたいと思います。

 

 

こちらの生活はとても快適です。酒をやめたことによるデメリットもないわけではないですが、メリットの多さに比べれば全く比になりません。時間、健康、お金、充実感。。。今は何気ない生活、日々に穏やかに幸せを感じることができています。

 

私が同じようにドリンカーだったころはそうではありませんでした。酒ありきですべてが動き、お金、時間、健康を空費してしまっていたのです。それに気づいて部分もあったし、気づかないふりをしていた部分もありました。本当には、気づいていなかったところもあったように思います。

 

よく、酒でも飲まなきゃやってられない、という声を耳にします。たしかにそれは一つに真実であるだろうし、私にとっての大きな言い訳にもなりました。だから10年近くも毎日毎日律義に飲み続けたのでしょう。

 

しかし不思議なのは、酒でも飲まなきゃやってられない、なんてことは全くなかったのです。それはただの幻想でした。または、社会か企業が作り出した宣伝による洗脳でした。酒は人間にとっての嫌な感情を一時的に見えなくするだけで、まったく解決になっていなかったのです。むしろ、問題をより大きくしていたとさえ言えます。今となっては。

 

 

 

じゃあ、私が、酒なしのわたしがそのようなストレスどのように対処しているのか?あなたは気になると思います。そうですよね。休肝日など1年で2,3日しかなかったあなたにとって、酒なしで一か月過ごした私が不思議でならないと思います。

 

一番はやはり音楽です。そして、ランです。これには筋トレなどほかの運動も含みます。主にこの二つを、自分を追い詰めるくらいすることによってストレスに対処しているのです。

 

具体的に言うと、ランや筋トレで徹底的に自分を痛めつけ、負の感情すらも破壊し、エネルギーとして取り込んでしまいます。村上春樹も同じようなことを言っていました。ランや筋トレには、幸せを感じるホルモンを生み出す効果があると科学的にも言われているようですが、とりあえずそれは私には関係ありません。とにかく自分を追い込み、自分を痛めつけます。

 

逆にストレスを感じると思うかもしれませんが、そうではありません。徹底的に自分をしごくことによって、自分の不完全さを正確に知ることができます。そして、自分の弱さを知り、追い込んだ分だけ、確実に体や精神は成長します。ここにおいてきっと、私はストレスに対処しているのです。

酒によっておおい隠すのではなく、負のエネルギーすら自分を成長させるものに変えることによって、少しでも昇華させました。たかだか一か月ではありますが、確実に精神と肉体はよい方向に向かったと思います。タフな33歳になりたいと思いませんか?海辺のカフカの主人公、田村カフカが、世界一タフな15歳を目指したように。

 

 

 

その後、歌を歌いまくる。もちろん静かに聞くときもあるけれど、ただひたすら歌います。ジョンコルトレーンが一日に何時間も練習したように。そこで自分の負の感情も正の感情も一切吐き出してしまいます。取り込み、それを音楽でも吐き出し、消化、昇華する。

これも歴史上のたくさんの人物が行ってきた方法です。それが人によって、ペンであり、筆であり、楽器でありました。負の感情を、芸術という形に変えて、自分を成長、昇華させる。すばらしいことだと思います。人生が壮大な暇つぶしだとするならば、どうせなら価値のあることをやりたいと思います。

 

 

 

それらに加え、おいしいものを食べたり、買い物をしたりするということも楽しみました。今までなにも感じなかったことに喜びを感じることができるようになったのです。

 

もちろんこうとも思います。どうせ人生には意味なんてないんだ。酒を飲もうが飲むまいが、どうせみじめなもんさ。ということももちろん可能です。

 

しかし。同時にこうも思うのです。どうせ生きるのなら、強く生きていこうと。酒なんかに頼らずに。酒を飲み続けていたら、みじめな人生が、さらにみじめになってしまいます。

 

長くなりましたが、このブログ今の自分を支える大きな助けのひとつです。この手紙は、読んでくれている人へのメッセージとも言えそうです。一か月見てくれてどうもありがとうございました。

 

次の目標は2か月になるかと思います。今は、まったく気負うことなく、我慢もすることなく禁酒することができています。なにより、酒のない生活が幸せなのです。本当にやめれてよかった。。。と心から思います。もう、あのアル中生活に戻りたいとは思いません。少し寂しいけれど。

 

いつまで飲み続けますか?早くこっちにきてくれることを願っています。

 

 

ではまた。1か月後に。