禁酒ニーチェの深夜特急ブログ

禁酒をしつつ、深夜特急とロックに影響されすぎ、とことんなりきって書いてみます!

マレーシア シンガポール⑪

翌朝は7時半に起き、タクシーに乗ってマラッカのバスターミナルに向かった。

 

なんなく乗ることができ、シンガポールとの国境の町、ジョホール・バルに向かった。

この時不安があった。昨日のことだ。

マラッカでバスの予約をしたかったが、もうシンガポール行きのチケットは残っていないと言われてしまった。うかつだった。例によって何も調べていなかったし、1月1日になるということを忘れていた。席が埋まっているのも当然である。

仕方がないので、ほかの方法を尋ねてみた。すると、ジョホールバルに行ってみて、そこからローカルのバスに乗り継いでみたらよいと言われた。ほかに選択肢はないので、それで手を打つことにしていたのだ。だから、ジョホールバルに着いてからもいろいろと動き回らなければならない。それが少し心配だった。

 

ジョホールバルに着き、シンガポール行きのバスを尋ねたら、あっちと言われた。指さされた方を見てみると。。。ものすごい列だった。100人は並んでいるような勢いである。しかしこれも仕方がない。おとなしく並んで待つことにした。

 

しかし、今日はこの「待つ」という行為を、残りの人生分くらいした日となってしまった。

 

バスに乗ってから、陸路での出国のイミグレのある建物に行く。ここがまたものすごい人数だった。1000人くらいいそうである。まるでライブ会場だ。

それが終わったら今度は、シンガポール側のイミグレに行くためバスに乗らなければならない。これがまた200人ほど並んでいる。さすがにこれはしんどかったが、修行と思ってあきらめることにした。人生とはある意味、ある種のあきらめも時には必要なのだ。ただひたすら待った。

 

 

なんとかシンガポールに入った時には、相当疲れていた。おかげでマレーシア出国、シンガポール入国の感慨に浸る間もなかった。

 

さらに悪いことに、両替所がなかったため、両替をすることがなぜかできなかった。

シンガポールドルを一切ないままでの入国である。仕方がないので、クレジットカード決済のできるタクシーをつかまえ、ホステルまで行ってもらった。2000円ほどだったので、物価は日本と同じくらいなのだろう。

 

 

シンガポールではホステルに泊まることにした。倹約のためである。その倹約はカジノのためであるw

ホステルは当たり外れが大きい。いいところに行ければ、運が良ければ楽しく快適に安く泊まることができる。逆の時はじっと耐えるしかない。ある意味ギャンブルである。

 

 

ホステルというギャンブルの結果は。。。負けだったw

 

立地だけはよかったが、薄暗い部屋やロビーに、不愛想なスタッフ。部屋には何か月も住んでいるような主がいる。シャワー室はにおう。安いから文句は言えないのだが、やれやれなホステルだった。しかし、こういうのも含めて旅の醍醐味なのだろう。もう2度と泊まりたくはないけれどもw

 

 

今日はろくな食事ができていない。最後にしっかりとした食事をして、今日は早く寝てしまおう。

近くにフードコートのあるデパートがあった。韓国風ラーメンを頼んだ。温かいラーメンが胃の中に入っていくと、今日の過酷な移動の疲れがしみじみと感じられた。いろいろあったが、なんとか、マラッカ~シンガポールの移動というミッションは達成できたのだ。心地よい疲労である。

 帰り際コンビニでビールとポテトチップスを買った。軽くつまむと、泥のように眠りについた。