禁酒ニーチェの深夜特急ブログ

禁酒をしつつ、深夜特急とロックに影響されすぎ、とことんなりきって書いてみます!

節酒4年目 day287(禁酒155日目) 『だから、居場所が欲しかった』と週休0日

節酒4年目 day287  禁酒155日目

 

 

 

5時起き 

 

 

 

節酒4年目の記録 (目標は10日)

飲酒日 4日 ( 7月2回  8月1回  9月0回 10月0回 11月1回 12月0回 1月0回 2月0回 3月0回 4月0回)

 

 

禁酒日 283日  

 

 

 

 

5時起き。からの日課。英語。

 

 

本当はこの後10キロのランに行きたいと思ったが、午後は予定があるし、今週は本当に疲れた。だから体を休めることに。残念だが。4月もあと9日だとおもって、なんとか頑張ろう。

 

 

その分散歩30分と、サウナ的に風呂に入り30分。昨日は週末掃除もやったし、まあ運動度してはこれで十分。90年代ヒットメドレーを風呂でかけていて、チェリーやらマリオネットやらがかかってなんだか泣けてきた。あるいはどんなときも、空を見なよ。涙がキラリ。その後は風呂掃除もする。ピカピカですよ。

 

 

この後は買い物に図書館、そしてサンドイッチづくり。本日こそはのんびり過ごそう。

 

 

 

今週は本当に忙しかった。平日は2時間残業。休憩もろくに取れないし、脳みそも相当使った。慣れないことも多かった。さらに昨日も2時間残業。これは実質休みなしとも言えるくらいだぜ。なんとかでもGWまで。ここで普段の休みに4日祭日があるんだからさ。それでもサラリーは同じでもらえるんだから、ここはなんとかやり切ろう。

 

 

しっかしよく働いたよ。水曜だって出張があったのにわざわざ帰社した。しかも自分の家の前を通って。

 

戻ったら戻ったで、残っている連中はおしゃべりしているだけだったし。よほど暇でうらやましいぜ。本当に。くっちゃべってるだけなら帰ってくれよと内心思ってしまったw

 

で、昨日は雨の中サービス休日出勤だったしねえ。本当ブラック極まりない。ブラック再び。ブラックバック。maybe baby.

 

 

 

 

書評。『だから、居場所が欲しかった』水谷竹秀

 

 

これは面白かった。タイはバンコクのコールセンターという日の当たらない場所で生きる人たちについての話。コールセンターで生きる人たちは劣等感も抱えていて、そしてそれも自覚している。そんな人たちに対する取材。

 

 

 

 

海外に生きる日本人の話が基本的には私は好きだが、これは活躍している人の話ではない。どちらかというと、日本が窮屈で順応できなかった人たちの、やや鬱屈した物語である。かなり私にとっても共感できるところが多く、とても読みごたえがあった。著者の文もどことなく沢木耕太郎に似ていて非常に引き付けられた。

 

 

 

 

日本社会にあるのは、偏差値の高い大学に行き、大手企業に入る。結婚して家庭を持ち、昇進していく人生を是とする「勝ち組」の論理である。しかし、社会のメインストリームから外れ、片隅で生きる人々は真っ暗闇なトンネルの中を永遠に歩き続けなければならないのか。そこに出口はないのか。(原文要約)

 

 

 

 

だから逃げるように日本を飛び出していった人たちもいる、ということだ。そして行きついた先が、コールセンターという日の当たらない職場。

非常に共感できる。なぜなら私も同じ、メインストリームから外れてしまった人間だからだ。

 

 

 

 

 

なにもこれは引きこもりとか犯罪者だけではない。表向きは普通に見えるのに、実はもう、世間からは良しとされる道を外れてしまった人も一定数いるのだ。私も場合がまさにそれだ。表向きは健康で仕事をしている。そこそこの会社だ。

 

 

 

 

ただ30代後半で独身。もはやそれだけで少し奇妙な目で見られる。ないとしても、話題が合わない。あるいは劣等感を感じたり、「え その年でまだそんなことをやってるの?」みたいな空気になることがけっこうあるのだ。もはやそこに私の居場所はなかった。かつてあったものもなくなっていった。あるいは私から避けた。避けざるを得なかった。

 

 

 

 

 

例えば同世代で集まるとどうしても子育ての話題になる。

 

 

職場の休憩時間とかで老若男女がたまたま集まった時も、やはり共通の話題としてふさわしいのはそういう、メインストリームの話題になりがちだ。20代なら結婚や恋人探し、30代なら子育て、それより上なら子どもの進学の話。。。それは誰もが比較的興味を持ちやすいのだろう。

 

 

 

 

でも私はもうそれはできない。それをわかっているし、少し劣等感も感じてしまう。だから居場所はないので、どうしても避けがちになった。飲み会があったとしてももう行くことはないだろう。

 

 

 

 

 

 

でも自分なりに一生懸命生きてはいる。だから話せることはある。ラン、投資、音楽、旅。。。でもどうやら世間一般の人はあまりそういうことに興味はないようだ。

 

 

 

せっかくこっちが、つらい境遇の中でもなんとか一生懸命生きていて、なんとか趣味や実利に励んでいる。それを話してるのに、できれば興味をもって聞いてほしいのに、「海外旅行なんて リッチですね」なんて言われてしまったら、もうなんというか、これ以上話すことはできない。食いつくどころか、どことなくさげすんでいるようにも聞こえる。

 

 

私だって、そのメインストリームとやらにできれば乗って進んでいきたかったのだ。

 

 

 

 

まあでも人生いろいろですな。また読もうと思う。

 

 

 

よい休日を