禁酒ニーチェの深夜特急ブログ

禁酒をしつつ、深夜特急とロックに影響されすぎ、とことんなりきって書いてみます!

その2 ※インドの詐欺に注意!!!

①詐欺の種類

 

デポジット詐欺 

 

徐々に追い込んでいき、バイクを借りさせる。デポジットで戻ってくるから、と言って、18万カードで切らせる。バイクを返した後、17万5000は戻ってくると言う。戻って来れば、実質5000円、という事である。もちろん戻ってこないだろう。

(現時点ではまだ詐欺師と連絡しているが、それも何か魂胆があるのだろう。詐欺師曰く、返金は4月の9日くらいになるらしい。)

 

②詐欺の方法

おそらく連携プレー。少しづつ、少しづつ、偶然を装ったりしながらも攻めてくる。

 

 

 

 

 

私の場合。とりあえず事実のみ。向こうの家に行くまでに、コルカタで3日。おそらく。信用させるため。登場人物は主に3人。

 

 

 

 

 

コルカタで、Aが話しかけて来る。半分相手にしてたら、ひょっこり偶然を装ってBが加わる。多分グル。Bは日本語が話せ、家もけっこう近所だったため、気を許してしまった。

その日は、軽く行動し、Bの家が近かったため、B宅で軽く飲んで終わり。

 

(ここが敗北だった。沼に両足はまってしまった。1対2の構図になってしまい、おごってもらったことで恩を感じてしまった。まさに向こうの狙い通りである。)

 

 

 

 

明日の朝は、俺たちは寺に行くことにしたけど、君はどうする?と言われた。ちょっと興味があったので乗ってしまう。

 

 

 

 

2日目。朝合流して寺へ。その後、たまたま私が次行く方向に(ガヤ方面)にAの祖母がいるから、せっかくだから行くよ、と言う。Bがチケットまで手配してくる。夕方渡すという。一時解散。

 

(このように何かと理由をつけて、付きまとってくる。)

 

 

夕方チケットを受け取る。飲みに行く。けっこうおごってくる。9時ごろ解散。

 

 

3日目。けっこう早く集合し、朝食。おごり。Bはここで解散。Aとともに電車へ。期せずして、駅からプラットホームから乗り方まで、Aに任せてしまうことになる。

 

ガヤから30キロほどある手前の駅で、降りようと言って来る。そこで知り合いが車で待っていると言う。

私は今日はホテルに泊まるつもりだし、もう予約してある。そこまで送ってくれるのか、近いのか、というと、そうだという。ここでも任せてしまう。

 

 

駅を降り、車に乗る。まずは知り合いの家に行こうと言われ、そのまま結局家に行くことになってしまった。そこでまた、日本語が話せるCが登場する。

 

 

その結果、徐々に付け入れられ、逃げ場を防がれ、被害に遭う。

 

(B、Cの村という向こうの本拠地で、しかもど田舎。これではやはり強気にはでれなくなってしまった。この車に乗ってしまった時点、あるいはその前の電車をおりてしまった時点で、詰み、である。)

 

 

 

 

 

 

だいたいの流れはこのような感じだ。詳細は長くなるので省いてある。

 

 

 

 

 

もちろん、私も常に警戒はしていた。

しかし、偶然を装った出会いだったり、日本語が話せたり、日本の家が近所だったりで、気を緩めてしまった。

 

 

 

また、2日目の午前が終わった時点で私は1人になりたかった。これ以上関わるのもなんだったし、気ままに旅をしたかったからである。

しかし、切符もとってやる。それを夕方渡す、と言われてしまった。その結果、夜も一緒に行動する羽目になってしまった。

また、Aが家族に会うから同じ電車に乗って行こうと言ってたが、断る理由がない。ただ行くだけだし、と思ってしまった。Bも、そうしなよ、電車の駅とか乗り方もAに任せておけば大丈夫だし、と負担のないように言って来る。

結果その通りになってしまった。そして、降りる時も任せてしまうことになってしまい、家まで行くことになってしまった。

このように、こちらの善意だったり弱さだったりに本当に上手いつけこんで、なし崩し的に絡め取られてしまった。。。

 

 

 

 

 

もちろん違和感は感じていた。そもそもチケットだって自分で取りたかったし、任せるのは嫌だった。

でも、とってあげるよ!と言ってくれるのに対して、断るのは悪いかなと思ってしまったのである。嗚呼、何という日本人wまさに被害にあう人間の思考である。そして詐欺師はそう思わせたいのである。カモに対して。

 

 

 

また、妙に監視されているような、つきまとわれているような、行動を制限されているような気もしていた。朝はどこどこに何時集合ね、とか。ホテルの移動にもついてきたりとか。でもそれはまさに監視だったのだろう。

 

 

 

あと、駅を降りて車に乗る時も抵抗はした。なぜか他にも何人か乗っており、襲われる可能性もあったし、夜で、さらに電気もないど田舎だったからである。何をされるかわかったものではない。

しかし抵抗したところで、もう電車を降りてしまい、Aに任せてきてしまった以上どうすることもできなかった。ど田舎のため、駅も駅というよりはただの停留所であり、タクシーなどももちろん走ってないからである。ここで一夜明かすのも危険過ぎた。寒いし、野犬もいるし。野牛❓もいるしw

 

 

 

今にして思えば、Aといっしょに降りなければよかったという話である。

でもそれは、今から考えれば、の話しである。もう両足を引きずりこまれているのだから、そんな思考はできなかった。

それができたとすれば、チケットを自分でとり、ホームや乗り方もしっかりと自分でやっていればの話である。そこをAに全て任せおいて、降りる時だけは自分の意思で断わろう、なんてのはやはりできないだろう。

 

 

つまり、最初に1対2になった時点で、こちらの負けは確定していたのである。。。その時点でバイバイするのが正解だった。今思えば。

 

 

 

 

 

③被害

18万 + 拘束時間3日 + その疲労がおそらく原因となった食当たり3日間w

 

 

後、パスポートのコピーを渡したのと、住所も教えてしまったため、それが悪用されないのを祈るばかりである。。。嗚呼、本当にアホの極みだぜ。。。

 

 

 

④言い訳

 

1 .パスポートとクレジットカードを渡してくれと言ってきたが、流石に断ったwまだギリギリそれくらいの判断はできた。渡してしまった人もいるらしい。もちろん、私にその人を笑うことなど出来ない。決して。

 

2  .けっこう体験談、失敗談はある

インドはもちろんだが、本当に海外での犯罪や詐欺の被害はたくさんある。初心者は初心者なりの、中級者は中級者なりのミスをおかし、被害に遭っている。いろいろ調べてそう思う。

 

私のようなカード詐欺、睡眠薬強盗、首締め強盗、偽旅行会社詐欺、宝石運び詐欺。。。これだけみんな被害者なら、なんか安心するw

 

 

 

いやいや、傷の舐め合いは良くないよ。やめろよみっともない。

 

 

 

いやいや、逆でしょ!ていうか、傷のない人生とか深みがないよね?

傷ついた分だけ、人は人に優しくなれるんだよ!!

 

 

 

 

 

ってなんかJ-POPにありそうじゃね?www

 

 

 

 

おっと、取り乱してしまったぜ。。。はいすみません。自分の不注意です。全部。こんなヤツがいるからこそ、日本人が舐められるんですよね。本当すみません。。。

 

(心も体も財布もダメージを受けまくっていて反省もしすぎているくらいしているので、勘弁!残念!)

 

 

 

⑤今思うこと

 

1 .とりあえず無事でよかった!本当に!それに比べてたら、18万なんて安い!(いや、全然安くないけど!命に比べれば、ねw)

 

睡眠薬強盗に会った人は、結構体にもダメージを受けている。リンチとか、乱暴とかって話も聞く。そう考えたら、自分は本当にこれくらいで済んでラッキーだったなあ。。。

 

 

2 ある意味で、貴重な経験もできたこと

 

いろいろ腹も立つけど、この経験は必ず次に生きること。

それから、3日山奥に滞在することになったが、これもある意味面白かった。電気はろくにない、水道もない、でかい井戸があちこちに。。。

 

というかドラクエの武器屋のない村みたいな世界。歩けばブラザー!とか言われて、芸能人気分wそして、店もないから、鶏やヤギを解体して食べる。そんな世界を見れたのはある意味経験になった。星はそこまでではなかったけれど。あとはジャガイモの焼き芋パーテイーw

 

 

 

3 旅の怖さを知ることができたこと 怖さを知って初めて一人前である

 

ブラックジャックにそのような言葉があった。私も海外20カ国近くになり、このような痛い目を見るのが必要な時期だったのかもしれない。もちろん、もう遭いたくはないがw

 

 

 

⑥反省、教訓

 

1 知らない人と行動するな!とは言わないが、必ず逃げ場を確保しておくこと

(わかりやすく言えば、1対2になったら逃げろ!相手の家には行くな!)

 

私もある程度旅してきた以上、やはり現地の人との交流を大切にしたい。

知らない人とは関わらない!飲まない!が1番安全だし、確実だが、それではやはりつまらない。それをしてしまったら、深夜特急では無くなってしまう。沢木耕太郎だって、そういう意味ではよほど無鉄砲なこともしている。(本人曰く、氏による判断基準はあるらしい)

 

だから、見極めねばならないのだ。どこまでなら逃げられるか。そいつが善人か、悪人かを。

 

 

車には乗らない、自分の行動を制限されるようなことは絶対にさせない。必ず自分で思考する。

今回で言えば、1対2になった時点でバイバイだった。チケットは自分で取るべきだった。一緒にいるのが疲れた時点で、さっさとさよならすべきだった。電車のホームの確認なんかも、自分でするべきだった。決して頼っていたわけではなかったが、任せてしまい、思考をやめてしまった自分がいた。

 

 

2 .自分の違和感を大切にすること

インド人て、こういう感覚?日本人とは違うな。まあいいか。で終わらせない。自分は自分。自分の感覚を1番大切に。

具体的に書こう。特に、最終的に関わってきたCに関して。怪しいにもほどがある。

 

 

 

a  いきなり家に行くことになった。向こうからしてみても、どこの誰かわからない外国人を家に泊めるなんてのはおかしい。

 

なんでこんなに親切なのか疑問だったが、魂胆があるから泊めるのである。

 

 

b  過剰な親切。

 

はっきり言って、うっとおしいくらいの親切。

 

家?自由に使って!メシ?もちろんタダよ!酒飲もう!俺の奢り!明日ここいらを案内するよ!などなど。。。

 

向こうの家まで行ってしまっていた時点で負けだが、本当に親切の押し売りだった。まさに、ただほど高いものはない、である。

 

「おれは助けてあげたい!」とか言っていたが、いやいや、別に助けとか求めてないしwむしろ、早く解放してもらい、気ままに旅をしたかったのだが。。。

 

 

c  親切の押し売りで、泊まってくれ!とか言いながら、あまりに不十分な設備。(本当に親切で人を泊めたいなら、もう少し整えるべき)

 

 

部屋もない、ベッドもない、電気もない、ワイファイもない、インドの文化強制(食事とかトイレとか)、寒い。。。

 

あれでお金取れるなら、一泊500円くらいでしょう、せいぜい。

 

 

 

d  意味不明な理論

 

ここは田舎だけど、いいとこたくさん!見せてあげたい!

でもバイクいるな!でもうちにはないからレンタル必要な!行くのはアンタだからあんた払うな!18万な!でも17万5000は戻ってくるナ!

 

 

 

いやいやおかし過ぎるでしょうwそもそも、こんなとこ泊まりたくもないし、別にこの田舎を見たいわけでもない。むしろ軟禁状態。全部そっちの過剰な親切なんだから、村を見せたいのならバイク代だって払いなさいよ。

 

 

こればかりは私も抵抗した。しかし、それでも強引に迫ってきたのと、向こうの家、村というテリトリーにいる以上、明らかに不利で、断れなかった。。。田舎過ぎて逃げられない。もうこの時ばかりは、騙される覚悟でクレジットカードを切った。

 

 

 

e カードとパスポートを、バイク借りにいくから貸してくれと言ってくる

 

これも、いくらなんでも、世界共通の貴重品である。これを平気で貸せというのはおかし過ぎる。流石にこれは断った。

 

 

 

f  やたらと日本つながりアピール

 

 

これもテンプレ過ぎるが。。。プラス電話までさせて確認してきた。電話で話したあの日本人たちは何だったのだろうか。

 

 

でもこれも書いていて思うが、本当に上手いのである、手口が。油断するなよ、という話だが、その油断をするようにうまく誘導される。私なりのそこそこ抵抗はしているが、完璧向こうのホームのため、うまく誘導されてしまう。結果、警戒心や判断力を徐々に奪っていく。。。まさに、詐欺の手本のようであるw

 

 

沼と一緒だ。だから、決して両足を沼に入れてはダメなのだ。私はおそらく、偶然を装ってBが出てきた時点で、両足を引きずりこまれてしまっていた。。。1対1ならまだ戦えるが、1対2では圧倒的に不利である。この時点で、ある程度気を許してしまっていた時点で、私の圧倒的敗北だった。

 

 

 

⑦疑問

 

今はまだCとは連絡ができている。そのうち、なんらかに理由をつけて18万もぎ取ろうととしてくるか、音信不通になるのだろう。でも疑問が残る。

 

 

 

写真には抵抗しなかった

ネットはテザリングで繋がせてくれた

村の人、家族まで悪者とは思えない

たしかに、日本人とラインで通話した

 

 

 

次回、総括にしたい。