禁酒ニーチェの深夜特急ブログ

禁酒をしつつ、深夜特急とロックに影響されすぎ、とことんなりきって書いてみます!

禁酒350日目 少なくとも今まで這い上がってきた男

いよいよ明日はフルマラソン 横浜マラソン お祭りだ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

禁酒350日目

 

 

 

5時起き 日課

 

 

 

 

 

英語2時間

 

風呂30分

 

仕事1時間

 

自炊1時間

 

その合間にも、片付けしたり、瞑想したり散歩したり、食事を作って食べたり、友人と連絡とったり、FOMC消費者物価指数やGAFAMの決算やらをぼちぼち見たりする

 

 

12時 サツマイモ べにはるかのみそ汁をを食べて、山1歩き時間と最後の練習ラン3キロ

 

 

ただいま2時。ブログ。ものすごいいい天気だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして今思うのは。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

でもその前に。とりあえず過去記事。2年前に、初めてハーフ(正確には20キロだったが)に挑戦した時の記事。

 

 

herecomesthesun3180.hatenablog.com

 

 

 

 

思えばこの時からもなんと2年がたってしまった。この時は同僚たち10人と走ったが、残念ながら今はまた一人になってしまった。でもまあ、それも仕方のないことなのだろう。時間は確実に流れていくのだから。

 

 

 

 

 

 

 

2年半前、コロナのパンデミックが始まった時に走り出した。この時は確か、もう酒も完璧に離れたいと思ったし(節酒とは言え 週1くらいで飲んでいた)、職場もイヤだった。楽しみにしていた水泳も、市営プールが軒並み営業中止となってできなくなってしまった。そんなモヤモヤを振り払うために走り始めたのだった。

 

 

 

 

ランに取り組むのは人生で初めてではかった。中学で部活してた時もそこそこ走っていたし、高校、社会人の時とそこそこの期間を走っていた時期もある。最長は12キロの大会に出ていた。だから一応カンペキな素人ではなかった。

 

 

 

でもやはり、タバコや酒の影響はとても大きく、最初は2キロくらいから始めた。3キロでもずいぶんと自分をほめていた。そしてそこからはなぜだか長く続けてきて習慣となった。思えば来る日も来る日も良く走ってきたものだ。コロナで仕事もあおりを受けて暇だったということもあるが、自分をたたえてあげたい気もする。この2年半、本当によく走り続けてきたね、と。

 

 

 

もちろん時期によっては、走らなかった時もある。仕事が忙しいとか、寒いとか暑いとか。でもそうした時でも、その代わりに歩いたり泳いだり、シャキーラに合わせてダンスしたりw、とにかく体だけは動かしてきた。常に筋肉や心肺機能の負荷をかけてきた。だからこそ、今こうしてフルマラソンに挑戦しようという覚悟が自分の中で整ったのだ。

 

 

 

2年半。通算の距離は2000キロを優に超えた。これは青森から山口の1500キロをはるかに超えている。この走ってきた距離や日々、聞いた音楽や見た景色、あった人は確実に私の財産になった。この足跡だけが、明日のフルを、これからの人生を支えてくれるのだ。

 

 

 

 

一体なぜ私は走り続けてきたのだろうか。

 

 

 

 

時には(というかけっこう)こんなことして何になるのか?と思う。同僚とかにも、マラソンしているというと、どちらかというとネガティブな反応が多いかった。「すごーい(棒読み)」とか、「え なんでそんなことしてるの?(いい年して家庭も持たないで)」みたいな反応も正直結構あった。

 

 

 

 

 

答えはもちろんたくさんある。健康のため、純粋に楽しいため、村上春樹の真似をしたいため。お金のあまりかからないスポーツだから。音楽も聴ける、など。でも実際、一人暮らしの人でも、ここまで熱心にスポーツや趣味をしている人はあまりいない。せいぜい、仕事と自分の生活くらいだ。(あるいは自分の周りにいる同僚たちがたいしたことない)

 

 

 

 

でもきっと1番は、強くなるため、だろう。あるいは、過去の自分と決別するため。

 

 

 

数年前までの私は、本当に愚か者の怠け者だった。タバコこそやらなかったし、最低限の仕事はしていたが、ただそれだけだった。

 

 

いや、数年前だけでなく、33年間そうだったろう。中学生ですでに新聞配達している友だちを横目に自分は惰眠をむさぼっていた。そんなどうしようもない奴だった。

 

 

 

33歳の時になんとか禁酒を始めた。そしてそこを含めて、今だから思うのだが、4つの底があった気がする。

 

 

私の人生に底に、リーマンショックやコロナショックみたいに名前つけるならば、オーディション詐欺未遂ショック、インドショック。それからカンボジアショックにコロナ&ディボースショック。この4つのショックが、33歳から35歳の間に立て続けに起こった。

 

 

 

 

まあそれぞれの説明はさて置き、とにかくそれぞれでとてもつらい目に遭ったということだ。本当に自分の人生散々だなと思ったし、死ぬかもと本気で思った。悲しいを超えて、ただ茫然と立ち尽くしたこともあった。

 

 

 

 

 

もちろん、そんなつらい時期を経験するのは誰にでもあることだろう。33歳以前にももちろんたくさんあったし、それなりにも生きてきた。でも、本当に死を意識したり、人生の先が見えなくなるようなショックを受けたりして、それが立て続けに起きるのはなかなかつらいものだった。

 

 

 

そして今不思議に思う。でも、なんとかそのたびに立ち上がってきたのだ。そして、その決別の象徴がランだったのだ。

 

 

 

 

 

オーディション詐欺未遂ショックの時に酒をやめようと思った。実際に禁酒を始め、走り始めた。(のちに節酒になる)

 

 

インドでちょっとした軟禁状態になり、命からがら帰ってきた時には、ミニマリストに目覚めた。

 

 

カンボジアで高熱と食中毒と腰痛に一気に襲われて死ぬかもと思った後は、健康第一主義に目覚めた。

 

 

そして、コロナ&ディボースショックの時に、本当に本当に酒をやめようと決めた。さらに、また、ゆっくりと走り始めた。そこから実に2年半の時が流れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして今の私は。。。

 

 

 

禁酒約1年。(1年前に飲んだ時もかなり久々に飲んだだけだったから、この3年くらいで飲んだ回数は数回だけ。5年前は、1年で360日飲んでいた)

 

 

禁煙13年。5時起き。そうじ、整理整頓、自炊。日々安い買い物やポイ活にも勤しむ。インデックスメインに投資し、利益は250万。総資産も1000万を優にこえてきた。

 

 

毎日英語も1,2時間勉強し、歯磨きやストレッチも丁寧に行っている。ランに散歩に水泳に空手。図書館は毎週。もちろん仕事も決して手を抜いていない。。。

 

 

相変わらず独り身だし、友人も少ないが、それでも貴重な友人はいる。

 

 

 

 

4年半前の、飲んだくれの私とは本当に別人となることが出来たのだ。本当に、あの時に決断できてよかった。4つのショックはやはり試練だったのだろうか。なんとかかんとかそれらを乗り越えてきて、今こうして、心穏やかにこのブログを書いているのだから。

 

 

 

村上春樹氏や高橋尚子氏、それからラン友の友人すだちゃんにも心から礼を言いたい。わたしがここまでこれたのは、間違いなく影響を受けたからだ。それから、いろいろな路上や川沿い、湘南の海やパークランでともに走ってきたランナーたちにも。もしこのような人たちがいなかったら、私は人生のショックに押しつぶされていただろう。

 

 

 

 

高橋尚子氏が言っていた。今あれこれ考えるより、腹筋とか何かをした方がよい、と。自分の目標に向けて、1日1日を全力で尽くした、と言えるようにしたい、と。

 

 

 

 

 

この4年半。禁酒を始めてから4年半実にいろいろなことがあった。4つのショックがあった。でも、これだけは言える。私なりに、1日1日をベストを尽くした、と。

 

 

 

だってそうではないか。さすがに、私もささやか自負が出てきた。一人暮らしの独身の男で、ここまで自分を律したやつはなかなかいないんじゃあないかと。

 

 

 

5時起き。禁酒禁煙。毎日自炊。毎日そうじ。そして英語にランに読書に音楽。これらのタスクを1日1日こなしてきたのだ。間違いなく、ベストを尽くして。

 

 

 

 

 

だから明日は、堂々とマラソンの地点に立とう。正直不安はある。最長の距離は26キロだし、初めての舞台だし。でも棄権してもいいし、歩いても良いではないか。だって自分なりに全力を尽くしてきたのだから。

 

 

 

そして横浜。先ほど上った山から、スタートとゴール地点になるみなとみらい地区が見えた。ランドマークタワーパシフィコ横浜。私の学生時代は横浜だった。今でもランで走りに行く川も、プールも横浜だ。最初のフルマラソンであり、過去との自分の決別には実にふさわしい。

 

 

 

 

いやいや。良く書いた。でも村上春樹みたいな、美しくてみずみずしい文章はまったくできない。本当にすげえな。でもまあそれもたいしたことではあるまい。大切なことは、自分自身の中で、自分を高めていくことにあるのだから。

 

 

 

 

 

 

ではでは。よい秋を!