禁酒ニーチェの深夜特急ブログ

禁酒をしつつ、深夜特急とロックに影響されすぎ、とことんなりきって書いてみます!

#この1年の変化  禁酒350日!!

お題「#この1年の変化」

 

 

 

 

いよいよ禁酒も350日になりました。ほぼ1年。残りわずか15日。キリのいい数字だ。

 

 

 

 

 

(でもキリがよくないのは、去年禁酒が始まったのが、なんと2月29日だったのだ。だから、今年この日は来ないwなんだか達成感を感じづらい。これが2月28日だったら、今年の2月28日を迎えた時、ああ本当に1年たったんだなあ、と思うことができたのに。)

 

 

 

 

 

 

 

 

去年の2月28日を鮮明に覚えている。

 

 

 

 

つらい仕事だったが、なんとかあと3週間で本年度も終わるというところだった。嫌なこともたくさんあったが、せめて有終の美で終わることができれば、自分もお客さんも嬉しいだろうと、ハッピーエンドを想像していた。

 

 

 

 

そんな中でのパンデミック。まさかの、3月いっぱい営業停止。。。

 

 

 

 

 

 

これはショックだった。もちろん私だけはなく、みんながつらかったをは思うけれども。さすがにやりきれない気持ちになり、同じ立場の友人を急遽誘い、飲んでしまったのだった。

 

 

 

 

私は数年前まではひどいアル中だったので、その時は節酒に挑戦中だった。少しづつ量を減らすことに挑んでいた。節酒だから、この日飲んだこともそこまで悪いことではない。コロナよ、神様よ。いくらなんでもひどいではないか。だから、もう今日は飲むよ。これくらいよいではないか。こんな時くらい、酒でも飲んで、現実を忘れたいんだよ。。。

 

 

 

 

 

そして次の日。2月29日。2日酔いとともにだるい体を引きずって起きる。そして再び思った。悟った。

 

 

 

酒は何の解決にもならない。

 

 

 

もうこのパンデミックを受け入れるしかないと思った。それならば、せめて自分のできることをして一生懸命生きよう。仕事が中止に追い込まれ、大好きな音楽や旅ができなくなっても。カミユの『ペスト』の世界になったとしても。雨が降り続いても。どんな悲しいことがあったとしても。必死で生きようと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

それから約1年の月日が流れた-------。

 

 

 

 

 

 

 

今のところ、私の人生や生活に大きな変化はない。しかし。

 

 

酒を飲まない分。音楽を真剣に聴いた。英語を毎日確実に勉強した。投資や金融について勉強し、実行した。ポイ活も大変行って、資産は300万増えた。ブログも毎日書いた。ほぼ毎日走り、走らない日は筋トレをした。ハーフマラソンを完走した。

 

 

 

もちろん仕事も責任をもってやった。だから、この約1年に関しては、謙虚な自信をもって言うことができる。

 

 

 

 

1日1日、必死で、全力を尽くした、と。

 

 

 

 

言い換えれば、夜には「今日もがんばった」と眠りにつき、朝は「きょうもぼちぼちがんばろうぜ」と自分を励ましてベッドから起き上がった。それをただただ続けてきた。繰り返すバカのように。

 

 

 

 

 

 

 

この1年禁酒を続けることができた理由に、一つの名言がある。漫画『カイジ』の中の、班長という登場人物の言葉。

 

 

 

明日から頑張るんじゃない…今日…今日”だけ”がんばるんだ…!

今日をがんばった者…今日をがんばり始めた者にのみ…明日が来るんだよ…!」

 

福本伸行 『賭博破壊録カイジ1』P146より 班長・大槻(おおつき)のセリフ

 

 

 

(この班長が実は結構な悪党なんですがねwそしてこんなこと言いながら、こいつも借金を理由に刑務所のようなところにいる矛盾w)

 

 

 

 

 

 

 

100%同意。私のこの禁酒でも、今日だけ頑張った。今日だけ頑張ったのを350日続けた。本当にそんな感じだった。でも振り返ってみれば、なかなかの日数が積みあがった気がする。

 

 

 

 

これは自分にとっては大きな達成だ。

私は本当にひどいアル中だった。2010年から2018年まで、本当に毎日酒をあおっていた。365日のうち、363日は飲んでいた。平均1日ビール2リットル。朝からだって結構飲んでいた。使った金額だってすさまじい。

 

 

 

 

 

それでいて。。。そこそこ自分に自信もあり、それなりに仕事や勉強なんかも頑張っていた。つもりだった。

今思えば、過信だったし、仕事が終わったらただビールを飲んでいるだけの、無生産な人間だった。それでいて、その現状に不満も持っていた。でも不満はあるけれど、行動や勉強もせず、達成されることのない夢物語を酔ってぼやいている、くだらない人間だった。要は矛盾野郎、言い訳野郎だった。

 

 

 

 

それが今、1年を目前に控えている。まだ結果としての大きな変化は私の身には起こっていない。でも、禁酒に成功した。そして、禁酒という土台の上に、投資や英語、ラン、自炊、料理などというすばらしいビルが積もっていった。これからもこれらを続けていくことができれば、きっと何かが実ってくると信じている。

 

 

 

ああ、でも同時にこうも思う。もしあのままアル中だったらって。きっと、このステイホームの中で一人でひたすら飲み続け、財布も家も健康も全部無残なことになっていただろう。もちろん、英語やランや投資なんて前向きなことはできず、なんとか仕事をこなすくらいだっただろう。そして、くだらない言い訳をして、酒が自分の人生を変えてくれるという幻想をもっていただけだったと思う。本当にそうならずによかったと、心から思う。なんとか沼からは這い上がることができた。

 

 

 

 

 

 

今日は寒いが外に温かい光が差している。梅や桜の色が大変美しい。もう酒はいらない。酒なんかなくても、こうして日々一生懸命に生きて、穏やかな自然を感じることができれば、それで充分幸せを感じることができる。あと15日。あと15日で、少しだけ新しい自分になることができる。また今日だけ頑張っていこう。

 

 

 

 

 

読んでくれてありがとうございました。