禁酒ニーチェの深夜特急ブログ

禁酒をしつつ、深夜特急とロックに影響されすぎ、とことんなりきって書いてみます!

dos   2020 「走」

つらい1年だった。

 

 

 

 

コロナがあった。仕事もプライベートも破壊された。家のこともあった。旅も音楽もできなかった。

 

 

 

 

もし漢字でも与えるとすれば、「耐」は間違いないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

でも一方で。

 

 

 

暗闇の中で、ただ自分の不幸を嘆くだけの男にはなりたくなかった。

 

 

 

だから、必死で走った。道を、レースを、日々を、人生を。川も海も山も踏破した。

 

 

 

 

 

 

 

その結果、一体何を私は獲得したのか。

 

 

 

それはまだ、わからない。

 

 

 

でも。

 

 

ハーフは走った。英語は口から出てくるようになった。貯金額は250万をこえた。投資でもほんの少しだが利益がでてきた。音楽の友人がひょっこりできた。

 

 

 

なにより、自信がつき、日々をやり切って過ごすことができている。

 

 

 

後悔だらけのぱっとしない人生だが、この1年に関しては何ひとつ後悔することはない。なぜなら、1日1日を、本当に全力で過ごせたと思うからだ。これは一つの達成と言ってもいいんじゃあないか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして。。。

 

 

 

304日、飲まなかった。禁酒連続記録304日。実に10か月。

 

 

 

または、もし2020年の飲酒日を考えたら、1月2月の計12回のみ。つまり、353日飲まなかった。

 

 

かつてのアル中の私はもはや別人だ。飲酒日と禁酒日が逆である。

 

 

そして禁酒を土台にした、好ましい習慣。ずっとしたかったが、言い訳をしてできなかった習慣。

 

 

本(映画) 英語 ラン(運動) ブログ 音楽。

 

早寝早起き、掃除洗濯、自炊、家計簿、マネーリテラシー

 

 

 

これらを本当に、本当に日々続けてきた。愚直に。バカのように。そしてこれらは、完全に習慣となった。日々の歯磨きのように。

 

 

 

 

 

 

 

本当に、よく頑張ったのう、ニーチェ君。

 

 

 

 

 

 

書いていて思ったが、この習慣の獲得。これが2020年の達成で良いだろう。結果は結果でしかない。結果というものは、習慣という努力によってもたらされる一つに形に過ぎない。だから、来年もこれを続けていこう。愚直に、でも楽しんで。

 

 

 

 

 

もし私の2020に漢字を与えるとすれば。上に書いた、「耐」か。または、酒を「断」ったので、これでもよい。または、「走」でもよい。人生を、日々を走ったから。あとは。。。「習」か。悪しき習慣は「断」ち、良い習慣を「習」った。この習慣を日々続けられることを嬉しく思う。

 

 

 

でもやっぱり、「走」ですな。本当に走った。よく走った。それだけ。4月からの合計、700キロ。月に約100キロでしたからねえ。そして、走ってきて本当に良かったと思う。

 

 

 

 

禁酒によって規律は80%整えられた。しかし、それだけではまだ足りなかった。逆に時間を持て余す感じすらあった。そこで、なんとなく走り始めた。走ることは断続的にやってはいたので、特に抵抗はなかった。これも禁酒と同じで、大きな目標も衝撃もなく、ただ走り始めた。

 

 

 

しかし走るうちに、確実に日々の生活に組み込まれていくうちに、ハーフを目標にするようになった。これらによって、生活の規律がより強化された。

 

 

 

 

具体的に。時間の管理。栄養の管理。次の日の朝に走りたいから、夜更かしはしない。できない。体の声が聞こえるようになってくる。そして、好ましい循環が生まれていく。

 

 

人間は自由がありすぎるとだめなのだ。サルトルも言っている。自由時間が1日の中でありすぎると、逆にだらけてしまうそうだ。私もそれは100%同意する。そのレイジーな人間に、走ることは確実に規律をもたらしてくれる。

 

 

 

4月5月はひたすら家の周りを走った。コロナの中も季節は確実に変わっていった。100m単位で、距離が伸ばせていくのが嬉しかった。

夏には海を走るようになった。そして、夏の海を走るためには3時半には起きる必要があったwよって、超早起きの習慣がここに誕生した。

 

 

 

 

9月には友人が増えた。同僚とのラン、かつての友人との再会ラン、海や川を楽しく走った。とても楽しかった。私の求めていたのは、くだをまく飲み会なんかではなくて、これだと思えた。

 

 

10月にはひたすら湘南を走った。12キロ、13キロ。。。と距離を伸ばしていくのは結構つらかったが、同時にとても楽しかった。思えば、毎週毎週往復2時間もかけて、よくやったものである。

 

 

 

そして11月。ついに20キロ走ることができた。これも秋の横浜を走ったとてもよい思い出である。今年の中では極めて稀なイベント、お祭りだった。

 

 

でもある意味ではお祭りでもなかった。なぜなら、私にとってはもう20キロ走ることはそこまで特別なことではないからだ。だからこれからももちろん走っていく。レースという目標は大切だが、それだけのために走るのではない。もう歯磨きのように走るのだ。

 

 

12月はやや失速してしまった。体調不良と、仕事の忙しさのためである。あとは少々、寒さも。でも週1では走ったし、その代わりにとても歩いた。本当に良く歩いた。友人とパークランもした。

 

 

 

だから来年も、必ず走り続けたいと思う。まずは3月ごろにまた、目標のレースを入れようかね。ゆっくりと、確実に走っていこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

あとはDMM英会話。これは結構ありがたかったし、大きかったと思う。

 

 

 

基本的に一人で過ごしている私にとって、1日の中で、誰かと30分だけでも話すことができるというのはとても貴重な機会だった。英語の学習というよりは、むしろそっちの方が大きい気がする。これが雪だるまの芯になり、エルサ、BBC,本、ニュース記事、行読法などへとつながっていった。この選択ができたことは本当に良かったと思う。

 

 

 あとは9月くらいに音楽関係の友人とちょくちょく会ったり、セッションをしたりした。ライブにも行った。やはり持つべきものは音楽の友人ですな。このコロナの中でのささやかな彩りだった。

 

さらに、料理、観葉植物、クラシックとすこし趣味の幅が広がった。

 

 

 

ってな感じ。ライブも旅も同窓会も友人の結婚式も、何もない。インスタでもやっていたら、ただただみすぼらしいぱっとしない日々。でも、確実に頑強な日々。

 

 

 

本、英語、ラン、ブログ、音楽。

 

洗濯、掃除、買い出し、家計簿、自炊。

 

禁酒禁煙、早寝早起き。

 

月に2回くらいは友人と会った。音楽のつながりもまだある。

 

仕事は仕事でもちろん一生懸命やった。

 

 

 

 

 

来年もなんとか続けていこう。

 

 

 

 

今年も読んでくれてありがとうございました。