禁酒ニーチェの深夜特急ブログ

禁酒をしつつ、深夜特急とロックに影響されすぎ、とことんなりきって書いてみます!

禁酒記録 103日目 自分とこの世界に対する呪詛

とは、中島らもの言葉である。

 

前回も触れた、『僕に踏まれれた街とぼくがふまれた街』の中で、そのようなことを言っていた。その気持ちが痛いほどわかる。氏はそれが原因でアル中になってしまうのだが、私もその寸前だった。そして、今もその気持ちがあるからこそ、揺れるのである。

 

氏は10代の頃の自分と、その世界を凶暴なほど憎んでいたそうだ。それは、今の私と同じである。今は止めることに成功したが、以前スモーカーだった頃の自分も一種そうだった気がする。いろんなものを憎むからこそ、いっそ自分を破壊することが、ささやかな抵抗なのだ。自分を呪いにかけ、破滅させることで、自己憐憫の気持ちを抱き、逆に安らぎを覚える。そんな倒錯した気持ちがやはり今でもあるような気がする。

 

飲酒は、とくに酩酊を求めての飲酒は一種の自殺を言われる。その通りだと思う。そして、喫煙者やアルコール依存者は、ある種それを望んでいるのだ。緩やかな自殺を。しかし、しっかりと自殺をする勇気も度胸もない。だから、薬物に頼る。飲んでいないときは、健康雑誌に、目を通すのに、である。まったく矛盾もいいところである。しかし、同時に、そうした表と裏があるのが、逆に人間なんじゃあないか、という気がする。

 

 

 

そんな言い訳をしてしまい、昨日もビール3杯飲んでしまった。体調が悪く、熱があったのにで、である。

 

その理由としては、やはり私も自分を呪い、追い詰めたかったという気分になってしまったからだろう。この人生に対するささやかな反抗。それが言い訳がましいことであるのも重々わかっているのだが、昨日はどうしても仕方なかった。さすがに、筋トレやランでその気持ちを破壊するわけにもいかなかったのだ。これも、旅ならではの、飲酒欲求に対する難しさである。

 

 

でも昨日はとてもいい夜だった。インドネシアスマトラの外れまできて本当に良かったな、と思った。またそれは今度書く。

 

 

 

本日は4時に起きた。体調は最悪だったが、これも修行だと思い、または自分をとことん追い詰めることが、今の自分にとってのいいことなのだと言い聞かせた。そんな時にアデルが車の中で流れ、元気をもらったw

 

 

メダンの空港につき、飛行機に乗る。今回は揺れた。でも飲まなかった。なんど、ウイスキーを買っとけば良かった、と思ったかわからないがw

 

いま8時半だが、もちろん今まで飲んでいない。というか体調が悪くて飲む気にならないw

 

 

やはりこの旅に出てしまい、飲み方が日本にいる時の生活と変わってしまった。そこは反省なのだが、かなり酒に関しての悟りのようなものが出てきた。それもまた今度書こう。いろんなものを私はこの旅に課しているのだ。

 

本日がインドネシア最後の夜になる。酒は飲んでも飲まなくても良い。なんでも見てやろう。日本に戻ってからは、またしっかりと禁酒生活に入りたいと思う。ちょっといまグダグダな禁酒記録になっていますが、なんとか自分なりには続けています。本日も見てくれてどうもありがとうございました。テリマカシ!