禁酒ニーチェの深夜特急ブログ

禁酒をしつつ、深夜特急とロックに影響されすぎ、とことんなりきって書いてみます!

シンガポール⑮

私はルーレットの卓に座った。

 

 

 

沢木耕太郎の『波の音が消えるまで』にそった賭け方をしていく。その賭け方とは、流れにずっと乗っていくというものだった気がする。(違ってたらすみませんw)

つまり、赤が5回来たとするならば、とことんその次も赤でいけ、というようなものだ。さすがに6回連続はないだろう。。。などと考えてはいけない。とにかく流れに乗っていくのだ。

ルーレットにはいくつかのかけ方があるらしい。以前私がベトナムハノイでしたときは、3分の2ベット法というのをやった。それで失敗したwwwやはりカジノに必勝法などはないのかもしれない。自分の直感を信じつつ、理性的な部分も使う。それが1番だろう。

 

 

 

 

 

 

 

このやり方は、流れが来るのを待ち、来たら乗るだけなので至極簡単である。気づいたら、チップが倍になっていたwウハw

 

 

 

 

しかし最終的な結果はというと。。。その倍のチップも全部なくなってしまったw。最初が1万2千だったから、最高から考えると2万5千失ったことになる。なんということだろう。。。

 

ここから教訓をいくつか得た。一つ目は、水分補給やトイレ休憩をこまめに取ること。それから2つ目は、3回くらい連続で負けて弱気になったら、かならずそこで一回中断することである。この2つのことをわかっていなかったため、元金すらも失ってしまうという事態に陥ってしまった。

 

 

一つ目。これは勝っているときのことだが、勝っているときもなかなか引き際がつかめない。流れに乗ってどんどん賭けていると、休憩のタイミングを失ってしまう。その結果疲労がたまり、その疲労が冷静な判断力をなくさせる。そして、負け始めた時に投げやりな気分になってしまい、全部失ってしまうのだ。前回のハノイでもこれをやってしまった。2回同じ失敗をしてやっとわかるものである。

 

2つ目。これもやや似ているが、一度休憩をはさむということだ。特に一度弱気になってしまうと、もう勝てる気がしないように感じられることが多い。それはなくそう。。。

 

 

 

 

 

。。。。。

よし。教訓を得た。絶対明日は、今日の負けの分を取り返してやろう。。。

私は決意を固くし、本日のカジノを出た。5時半から8時半、実に3時間もギャンブルをしていた。

 

 

 

 

その後ベイクォーターに向かった。なるほど、若者の繁華街だけあって非常に盛り上がっている。私はまたバンドが演奏しているパブに入り、ビールを頼んだ。adeleの「set fire to the rain」が演奏される。実にいい曲だし、演奏のレベルが高い。つくづく、日本にもこういう店がたくさんあればいいのにな、と思った。日本にはこうして、普通のパブに演奏がついていることなどまずない。まるでそんな組合でもあるかのように。やたら高いミュージックチャージが取られてしまうのだ。非常に残念だ。

 

 

ビールで頭がほぐれた後も、いくつか店をはしごしてホテルに戻った。なかなかの

の一日となった。明日ことは勝つのだ。。。とささやかな決意をして、眠りについた。