禁酒ニーチェの深夜特急ブログ

禁酒をしつつ、深夜特急とロックに影響されすぎ、とことんなりきって書いてみます!

禁酒記録 72日目その2 アルコール問答④ メリット編

というわけで、なんとか今日もミッションはこなした。とにかく熱かった。筋トレをするのが少し久しぶりだったので、軽めにやった。これも「5分だけ実践法」が効果的だった。(前回のブログ参照。こう名付けることにしよう)

 

 

問答続きを書きます。

 

 

現「いやその前に。そういえば、今の俺のメリットを言っていなかったな」

 

 

 

中「まあ確かに。ていうか、酒が飲めねえんだぞ。何で気分転換してんだよ。そもそも、酒飲まずに生活して楽しいのか」

 

 

現「うむ。みんなそう言うな。同僚とかさ。でもはっきり言おう。楽しいぞ。何よりも、酒の奴隷ではないという解放感。貴様もかつて煙草の奴隷だったからわかるだろ。

 

 

 

酒からの脱走だ。

浮いたお金でおいしいものや買いたかったものを心おきなく買い、胃腸や脳は健康になり、できた時間で本を読んだり音楽が聴ける。運動をする時間も体力の十分にある。それらは全部自分の向上や成長につながるし、それはやがて自信という果実になるんだ。

 

これで楽しくないわけがないだろ。確かに、酩酊した挙句の音楽や、素面ではできないハチャメチャは懐かしいし、今でもやってみたい気はする。でもそれは、たまにでいい。毎日、特に一人でやる必要はまったくない。

 

それに、そういう時にだって、酒が絶対条件だったとも限らない。例えば、職場での打ち上げの酒が楽しいこともあった。一次会で酔い、二次会のカラオケで弾けたこともあった。でもそれは、達成感が一番だ。酒は必ずしも必要ではなかったかもしれない。次はそれを試してみたいと思っている。酒なしでも楽しめるんなら、必要ないだろ。」

 

 

 

中「この健康オタクが。まったく、けっこうなことだ。でもな、世の中おれみたいなみじめな人間には酒が必要なんだよ」

 

 

 

現「それを俺に言うこと自体、もうお前はおれに負けているってことを認めているようなもんだ。ただ、飲まない、それだけだからな。俺とお前の違いは。

 

もうひとつ。例えば、今週は3連休だった。お前が飲んだくれて過ごす。体を毒を吸い不健康になり、1万円前後のお金は小便に消え、自分の向上のために使う時間は奪われる。それでも週は始まる。2日酔いとともに。そんな状態で、貴様は職場の人たちに会う。

俺は真逆だ。筋肉は肥大化し、体は老化に一生懸命反抗し、お金は自己投資に使われ、英語や音楽、書物が俺の体内に入っていく。月曜日の朝は、やる気に満ちている。こういう状態で私は職場に行く。貴様がモニターで俺らを見ていたら、どっちの人間が好ましいんだ。

 

 

そしてこれだけは言っていこう。酒は決してお前の友達なんかじゃないぞ。ただの詐欺師だ。みじめなお前をもっとみじめにさせるだけさ。今はまだぎりぎり甘い顔をしているが、そろそろ本性を見せるぞ。

こっちに関しても、おれは逆だ。みじめだからこそ。。。だからこそ、酒という詐欺師になんか頼らずに生きていこうと思ったんだ。これ以上みじめだ、みじめだ、だから酒くれ、じゃ何も変わらないって気づいたんだ。みじめだからこそ、せめて自分を変えて、少しでもみじめではなくしたいと思っている。

 

 

おれも楽しいとは言ったが、基本的にはおまえと同じ生活の中で生きているんだから何も変わってなどいない。

 

——今のところはな。

 

ただ、1年後、2年後はきっと恐ろしい違いが出てくるぞ。お前にその違いを歴然と見せつけてやるぞ。いいのか、それで。今なら、いくらでも間に合うぞ。だってお前のすることは、今そのビールを飲まない、、、それだけだからな。」

 

 

 

中「・・・」

 

 

 

現「お前だって、本当はわかっているんだろ。このままじゃよくないってことに。やるならとにかく早い方がいいんだ。今でしょ」

 

 

中「いちいち時事ネタをいれんじゃねえ。てか古いし」

 

 

現「もう一度言う。みじめだからこそ、おれは少しでも前向きに生きていきたい。それが能動的ニヒリズムだ。ニーチェカミュが教えてくれただろ」

 

 

中「・・・うるせえ!!!うるせえ!!!正論がなんでも正しいって思うなよ!古今東西人間は酒とともに生きてきたんだ。歴史だってそれを証明しているし、医者だってそう言っているだろ!」

 

 

現「貴様はサリンをまきたいのか?」

 

 

中「あん?てめえこそタコか?なんでサリンだよそれはオウムだろ」

 

 

現「いや。同じだ。オウムの洗脳によるサリン事件と、社会の洗脳によるアル中。そしてアル中になった悲劇。サリンととてもよく構図が似ている。せめて、この話をさせてくれ」