禁酒ニーチェの深夜特急ブログ

禁酒をしつつ、深夜特急とロックに影響されすぎ、とことんなりきって書いてみます!

シンガポール⑭ 1月4日

12時に起きた。昨夜は夜更かししすぎたようだ。

 

コーヒーを飲みにリビングに行くと、二人のスタッフと客のハンチョンという名の韓国人がいた。

彼らはとても陽気で話しやすい。ハンチョンに至っては日本に住んでいたことがあるとか言って、ずいぶんと日本に詳しかった。ドラマや芸能人に至るまで、いろいろなことを知っていた。かれらと雑談しながらコーヒーを飲んでいると、私の持っているギターに気づいたハンチョンが弾かせてくれと言ってきた。

 

ハンチョンはギターもやっていたらしく、それなりに上手だった。二人のスタッフは弾けないのに、おれにも弾かせてくれといって、ギターを持っていた。ひどい演奏だったw

 

私の番になった。韓国人、シンガポール人と来てからの日本人である。一種の日本代表ではないか。ここで下手演奏でもしたら日本人の音楽レベルを落とすことにもなりかねない。さて、何を演奏しようか。。。無難にビートルズやサイモンアンドガーファンクルにしようか。。。

 

頭にひらめくものがあった。ことし流行ったあのラテンの曲だ。この日のためにコード進行を頭に入れておいたのだ!

 

「デスパーシートー!」

 

彼らも一緒に歌いだす。しかし歌詞がスペイン語のためわからない。てきとうにでっちあげるw時々日本語のようなものも入れるw

 

曲が終わった。彼らは

 

「wow! its Japanese Despacito!」

 

と盛り上がっていたwww

こういう時、やはり音楽というものは、ギターというものはいいものだなと思った。

この後また川辺で弾いた。特に何もなかったが、海や川を見ながらギターを弾くというのはとても気持ちの良いものだ。

 

 

 

 

盛り上がったところでいよいよ出陣である。カジノにいこう。

 

私はギャンブルはほとんどといってよいくらいしたことはない。スクラッチくじをたまに買うことがあるくらいで、パチンコもスロットも競馬も付き合いで1回やったことがあるだけだ。勝てると思ってやったことはなかった。

 

カジノも今までに何回か海外で行ったことがあるが、経験のため、遊びのためにやっただけだった。

 

しかし、今回私がカジノに意気込んでいるのは、前回のカジノと競馬でビギナーズラックが2回続いたのと、沢木耕太郎の『波の音が消えるまで』という本を読んだからである。

 

前回ベトナムハノイでカジノに行った。この時も、ただすこし遊べればいいかな、くらいの気持ちで行った。

 

機械式のルーレットの台に座り、赤黒に張っていく。やはり当たらない。まあ、こんなものかと最後のベットをすると、思いがけず18倍となって帰ってきた。そしてその後は、自分が置くところにボールが来るのではないかと思うほど当たり続けた。

潮時となってお金を計算すると、なんと5000円が2万5000円になっていた。5倍である。(次の日これを10万円にしてやろうと思ったが、あっさりなくなってしまったwやはりビギナーズラックだったwしかし一回あてたことに変わりはないのだ)

 

またその後、日本でたまたま競馬に行くことになった。

この時も初めてだったし遊びでやっていたのだが、全レース終わってみると4000円が8000円になって帰ってきたw誘ってくれた人はぼろ負けなのにである。

そのお金で全員にラーメンをおごってやった。ギャンブルで勝ったお金で人におごるのは非常に気持ちがいいものであることを知ったw

 

このように、2回続けて勝ったという事実は、わたしがギャンブラーであるという証拠と言える。今回は、遊びではなく、勝ちに行ってやろう。。。

 

 

カジノというと、日本ではあまりなじみがないかもしれない。が、海外ではよくあるものらしく、紳士淑女がたしなむ遊びといった趣さえある。シンガポールのカジノでは半袖短パンは禁止だ。パスポートも必要だ。それくらい、安全で楽しめる場所である。

 

私は150シンガポールドルを両替し、まずはカジノ内をうろつくことにした。

ものすごい広さである。バカラブラックジャック、ポーカーといったカードゲームから、ルーレットやスロット、また大小というサイコロのゲームがある。それぞれにディーラーのいるものと、機械のものがある。また、3階に分かれており、禁煙、喫煙、レストランと分かれている。飲み物は自由である。なんという非日常感だろう。

 

おっと、すこし浮かれてしまったようだ。わたしは今日は稼ぎに来ているのだ。圧倒されるわけにはいかない。すこし大小をやったあと、前回ツキのあったルーレットの卓についた。