禁酒ニーチェの深夜特急ブログ

禁酒をしつつ、深夜特急とロックに影響されすぎ、とことんなりきって書いてみます!

深夜特急

深夜特急 ロッキン&インドネシア ①

私は、茨城県ひたちなか市に向かう車中にいた。メガネの友人がハンドルを握っている。後部座席にはテントなどが詰め込まれている。 深夜3時。夏の夜の静けさは不思議なものがある。昼ほどの熱さはないものの、半ソデ短パンでもまだ汗がにじむほどだ。しかし…

深夜特急 ロッキン&インドネシア⓪

ではでは、誰も望んでいない深夜特急シリーズも書いていこうと思う。そんなことを言っておきながら、もちろん読んでもらえたら嬉しいのだがw 今回は、ロッキンフェスとインドネシアで書きたい。最初に書くにあたって、整理しておきたい。やはりいざ書くとな…

シンガポール⑱   同日

私は彼らに別れを告げ、空港に行くため電車に乗った。少しガラの悪い、この地区ともお別れである。 チャンギ国際空港に着いた。なるほど、住めると言われるだけのことがある。ものすご立派な空港である。すべてがゴージャスである。 手続きをした後コーヒー…

シンガポール⑰ 同日

休憩した私は、残金を計算することにした。 すると、現時点で550シンガポールドル(以下ドル)あることが分かった。100ドルほどかけたので、最高でなんと650ドルあったことになる。150ドルが13000円だったから、4倍以上である。6万ほどか。なんと、1時間で1300…

シンガポール⑯  1月5日

10時に起きた。きのうなかなかの一日を過ごしたにしては、なかなか早起きできたと言える。 仲良くなった韓国人、ハンチョンを見送った。最後まで陽気なナイスガイだった。一期一会。旅先で会う人も、職場の人も、友だちも。こういう一瞬一瞬を大切にしていき…

シンガポール⑮

私はルーレットの卓に座った。 沢木耕太郎の『波の音が消えるまで』にそった賭け方をしていく。その賭け方とは、流れにずっと乗っていくというものだった気がする。(違ってたらすみませんw) つまり、赤が5回来たとするならば、とことんその次も赤でいけ、と…

シンガポール⑭ 1月4日

12時に起きた。昨夜は夜更かししすぎたようだ。 コーヒーを飲みにリビングに行くと、二人のスタッフと客のハンチョンという名の韓国人がいた。 彼らはとても陽気で話しやすい。ハンチョンに至っては日本に住んでいたことがあるとか言って、ずいぶんと日本に…

シンガポール⑬  1月3日

9時半に起き、朝食を食べた。今日は宿を変えるため、荷造りをした。バッグを置かせてもらい、観光がてら散歩に出かけることにした。 穏やかな気候の中、マーライオンを目指しながらてくてくと歩いて行く。全く正月という気分ではないが、のんびりとした気分…

シンガポール⑫ 1月2日

10時半に起きた。しかし昨日の疲れがまだ残っているようにも思われる。なかなかの行程だった。よくやったものだと思う。 ぎりぎり朝食が食べられる時間だったので、食堂に行ってみた。 行ってみると、ただトーストが置いてあるだけである。しかし仕方がない…

マレーシア シンガポール⑪

翌朝は7時半に起き、タクシーに乗ってマラッカのバスターミナルに向かった。 なんなく乗ることができ、シンガポールとの国境の町、ジョホール・バルに向かった。 この時不安があった。昨日のことだ。 マラッカでバスの予約をしたかったが、もうシンガポール…

マレーシア⑩ 12月31日

私はマラッカ行きのバスに乗り、風景を眺めていた。バナナやパイナップルの木が見える。 朝9時に起き、荷物を詰めてチェックアウトをした。一曲だけKL最後の記念に歌ってみた。oasis のhalf the world away。都会ので歌うのも悪くない。もちろん、誰一人とし…

マレーシア⑨ 12月30日

11時に目が覚めた。やや起きるのが遅くなってきている。節制をしなければ。 食事をしたり、日記を書いたりしたりした。あいかわらずフルーツジュースがうまい。この日はスターフルーツを飲んだ。酸味が心地よく、とてもおいしい。 13時にホテルをでた。バス…

マレーシア⑧ 12月29日

11時に起きた。昨夜は寝るのが少し遅くなってしまった。 すぐ近くの中華料理屋で食事をとることにした。 日本でおかゆと言えば病気食みたいなイメージがあるが、本場の中国では朝食として一般的なものらしい。この店にもお粥があったので頼むことにした。飲…

マレーシア⑦ 同日

ホテルの最寄り駅、ブギッビタン駅に着いた。ここが一番クアラルンプール(以下 KL)で繁華なところらしい。 ホテルまで歩いて行き、ここらへんだろうとキョロキョロしていると、 「マッサージ!マッサージスルナ!」 と声がかかる。 「こちらはホテルを探して…

マレーシア⑥ 12月28日

9時半に目が覚めた。快適すぎて寝すぎてしまった。快適すぎるのもよくないのかもしれない。難しいものだ。あるいは、安いホテルがやはり私にはお似合いなのだろう。人には人の見あったものがあるのだ。だだっぴろいロビーに白のグランドピアノがあるようなホ…

マレーシア⑤ 12月26、27日

公園から帰った私は少し休み、洗濯をしに行くことにした。話によると、日本と同じようなコインランドリーがあるらしい。 ホテルをでて1分ほどでそれはすぐに見つかった。しかし使い方が今一つわからない。まごまごしていると、隣にいたインド人の若者が陽気…

マレーシア④ 12月25日、26日

ホテル(というよりは、格安の部屋というくらいだが)に戻った私は、本を読んだり日記を書いたりした。異国の地の、窓もない安ホテル。ぼんやりしているだけでも、いろいろな考えが浮かんでは消えていく。 しかし、スマートホンが世界中どこででも使える現代と…

マレーシア③

外に出た私はあてもなくぶらぶらと歩き始めた。 私は旅に出た時のこの瞬間が一番好きだ。やっと実感がもてる時がこの瞬間だ。荷物を置き、身軽になった体でその国の空気を目いっぱい吸い込む。景色、街並み、人々、におい、空の色。。。私は今外国にいるのだ…

マレーシア②

行先はマレーシアのペナン。高級リゾート地であり、世界遺産でもある。沢木耕太郎がささやかな青春を過ごして場所でもある。12月にこの地に行くことは、日本という冬から、夏に戻ることも意味する。いくばくかのワクワクと、ささやかな不安を感じていた。 飛…

マレーシア①

「完璧な旅なんか存在しない。カジノにおける完璧な必勝法が存在しないようにね。」 12月。私はマレーシアのペナン行きの飛行機に乗っていた。 あわただしく仕事納めをし、忘年会をし、次の日には成田に向けてもう移動を始めた。朝早くの便だったため前日に…